夏は藍染 藍染のレッスン記録です。

2019年9月6日

夏が来れば自然染色の藍染めをする時期です。

生藍がすくすく育っているので葉だけもぎ取って、ミキサーにかけて漉して液を作り生藍染めをどれほどしてきたことか!!!

生藍は色むらもなく、生地も傷めず、絹の染色には生藍をよくしました。

ただ生藍は青と薄い青しかできず紺色が染められないんですね。

藍染めはアトリエではちょっとしずらいので、特別レッスンで、先日、藍染めのレッスンを岐阜県大垣市まで行って小藪那音子先生にご指導いただきました。
先生とは私が岐阜まで刺繍教室を開いていたギャラリー繋がりで知り合ってもう7年ぐらいのお付き合いです。
1に人柄がよろしくて、2に藍染め専門で、3工房をお持ちで、4やりたい染めをさせてくださる先生なので、遠くてもこんなレッスンはなかなかさせてくれないので皆様にもお勧めして藍染め講習を受けていただきました。

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今回は藍の化学建ての方法を伝授していただき、柿渋の染めもっちょっと教わりとっても濃い藍染めをすることができました。

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濃く染まったでしょう。銀糸入りの着物地とちりめんです。染め方失敗して少々ムラあります。染め方がまだつかめていなかったので、それとみんなで実習となると焦っちゃうのでいつもはしないことをしてしまうんですよ。作業は一人コツコツがいいですね。

私藍染め講座が終わってからアトリエでコツコツ染めておりました。

日本独特の染色ですくもを発酵させたすくもの発酵建てでの染めも混ぜっていますが発酵建ても化学建ても色だけでは区別がつきません。臭いでこれは発酵だってわかるぐらいなんで、絶対に発酵建てでないととは私は思わないのですが、染色は経験が必要なので人それぞれ経験値が違うので、染めの良しあしというのは本当に難しいです。

レッスン後染めた布です。

DSC_6516 着物のリフォームのため訪問着を染めてみましたが色むらムラです。精錬の未熟さが出てしまいました。シルクの染めは難しい。

DSC_6518 韓国のピダン。緞。と文様の入った紗。韓国の生地です。一番濃い色はすくもの発酵建てです。

DSC_6514 韓紙交じりのオクサです。。上手く4色はっきりとわかるようにできました。薄いシルクはムラが目立ちません。

DSC_6515 一番染まりが良かった、ハンサンモシ。

藍染_190905_0010 こちらも麻。サンベといいます。この後柿渋かけて染めました。

藍染_190905_0009 オクサの最後の洗いをしてこんな感じの色合いです。

藍染_190905_0007 もう色がつかなかったんですよ。これで一旦おしまい。

 

さてさて、ご指導くださった

小藪先生が、今度名古屋のノリタケの森ギャラリーでグループ展を開かれます。
「十職十業」ものとつながる… こころとつながる…
開催日:2019年9月10日(火) ~ 2019年9月16日(月)
https://www.noritake.co.jp/mori/look/gallery_detail/125/

中部地方の方はよろしければ目の保養にお出かけくださいね。

 

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