素藝ヌル会展示会「黑白花褓」展 お越しいただきありがとうございました。
展示会風景です。
こちらは私の作品です。
ポソンパンチプと言って、足袋にあたる型紙を入れるケースを黒白でポジャギの技法を使って作ったものです。
何がやりたかったかは、手縫いなので手縫いでしかできない表現をしたかったことと、手芸品なので実用性のあるもの。また韓国で生まれた手芸品なのでアイデンティティーがどこなのかわかるアイテム。
シマウマ、ホワイトタイガー、蛇を表現したかったのですが蛇がいまいち完成度が落ちていて、もう一度やり直さないといけないですが、この3種の動物は人間とは仲良くなりにくい動物で危険な動物なんですよ。危機感も伝えたいことなんですね。
布の1/3は着物の端切れで作ってます。
ストーリーは「花が咲く夜の大地を走るシマウマ」
「星の出た夜空を見上げるホワイトタイガー」
「水辺に潜む蛇」
生地は黒に見えるのですが、日本の着物ってすごいんですよ、文様が浮かんでいるのでよーく見ると赤や白が入っているし、絞りのものもあるんです。着物の生地も果てしなく種類があるので素晴らしいですね。
作家それぞれが、何をやりたいかがあってみんな作っているんで、展示会に行かれたらそれを聞いてみたらよろしいかと思いますよ。私は考えて作るものもあれば、ただ縫って作ったてな物もありますけどね。